Installation

The Voice of Inconstant Savage

Commissioned for the Engawa – Japanese Contemporary Art Season programme organized by Calouste Gulbenkian Museum's Modern Art Center, The Voice of Inconstant Savage is an immersive installation that superimposes a prayer inspired by the story of a 16th-century Portuguese missionary, a chant from a Kakure-Kirishitan (hidden Christians) prayer – a religion rooted in Nagasaki Prefecture –, a chant from the Karawara spirits of the Awá indigenous people – who live in the Amazon rainforest – and a chorus of Western Gregorian chant. Morinaga questions the position of the aesthetics of inconstancy in relation to the discourse of the “savage” that modern society confronts.

POLLINATORS

本作は、ベトナム北部の山岳地帯のモン族の生活にフォーカスし、シャーマンによる厄除儀礼と養蜂家による採蜜行為を重ね合わせた視聴覚インスタレーションとなっています。シャーマンによる精霊との対話と養蜂家による蜂との対話から引き起こされる人間、環境、そして生活における共生共存を通じ、記号化された私たちの社会生活にオルタナティブな視点を導入していく作品となっており、3D立体音響と4チャンネル映像によって、観賞者への没入度を一層高めていきます。

CDOSA

the critical dictionary of southeast asia (cdosea), begins with a question: what constitutes the unity of southeast asia — a region never unified by language, religion or political power? cdosea proceeds by proposing 26 terms — one for each letter of the english / latin alphabet. each term is a concept, a motif, or a biography, and together they are threads weaving together a torn and tattered tapestry of southeast asia. cdosea is a platform facilitating ongoing research, a matrix for generating future projects and an oracular montage machine.

Trading Garden

未来のモビリティに乗って過去へサウンドスリップ

ヘッドセットをしてホンダのユニカブに乗ると、アークヒルズが昭和の頃のかつての「麻布谷町」へとタイムスリップ。かつての六本木界隈を忍ばせる昭和の生活空間のサウンド、金魚売りや豆腐売りやチンドン屋の声を、実際の外音と共存させながら聴くことで、都市における聴覚文化を考える音のAR作品「Trading Garden 市場の庭」。

Invisible Ensemble

インドネシア、ジャワ島中部の儀礼ルワタン(Ruwatan)の一節を使用したサウンド・インスタレーション。ルワタン(Ruwatan)は、悪霊や危険または特定の人や出来事といった事象から身を守るための儀礼である。ジョグジャカルタのダラン(影絵師)のチャトゥール・クンコロ(Catur Kuncoro)や詩人のグナワン・マリヤント(Gunawan Maryanto)が朗誦するルワタンの一節に加え、この儀礼で伴奏されるゲンデルやボナンといった青銅楽器(ガムラン)の音、バイクの通過音や鳥のさえずりといった生活環境の音を立体音響の空間に散在させている。聴取者はヘッドフォンを装着し自由に展示空間を行き来しながらこれらの音を束ねてゆく。その音の痕跡は、ステレオの音声ファイルとして、聴取者自らの携帯電話に保存して持ち帰ることができる作品である。

Sony at Milano Salone

ソニーが提案するホームプロダクツの新たなデザインコンセプト、モノリシックデザインを核に、その世界観を発展させて生まれたアーキタイプ(原型)をミラノ国際家具見本市、ミラノサローネで展示します。シンプルで美しいデザインを訴求したモノリシックデザインの根底にある「物事の本質を追求する」というコンセプトは、空間における製品の佇まいだけでなく、生活空間におけるホームエンタテインメントのあり方をも変えていく可能性を秘めています。「光」「音」「映像」を融合させて生まれた実験的な展示を通じて、生活空間における新たな可能性を提案します。